・「チーズケーキってたくさん種類があるけど
どんな違いがあるの?」
・「チーズケーキにどんな材料が使われているのか
知りたい」
・「チーズケーキってどんな種類があったっけ?」
今や数種類のチーズケーキが世の中に存在しますが、各チーズケーキにどのような違いがあるのか知らない人も多いでしょう。
本記事では各チーズケーキの特徴と違いをまとめました。さらに人それぞれの好みに合わせたチーズケーキの選び方も紹介しています。
- チーズケーキの種類
- 各チーズケーキの特徴
- 材料と作り方の違い
好みに合ったチーズケーキを選ぶ方法 バスクチーズケーキと他のチーズケーキでは作り方・材料が違うため、同じチーズケーキとは思えないほど違いが出ます。違いが気になる方は最後までご覧ください。
バスクチーズケーキと他のチーズケーキの違いは作り方と材料
バスクチーズケーキは他のチーズケーキよりも、ずっしりしているため食べごたえがあります。また中がトロッとしているため普通のチーズケーキとは違う食感が味わえるのです。
バスクチーズケーキと他のチーズケーキの違いは、材料と作り方にあります。
チーズケーキを作るときに使われている材料と作り方が少し違います。たったそれだけの違いで味や食感に大きな差が現れるのが、チーズケーキの面白いところです。
代表的なチーズケーキの材料や作り方を簡潔にまとめました。
種類 | バスク チーズケーキ | ベイクド チーズケーキ | レアチーズケーキ | スフレ チーズケーキ |
---|---|---|---|---|
材料 | クリームチーズ 生クリーム グラニュー糖 卵 薄力粉 | クリームチーズ 生クリーム グラニュー糖 コーンスターチ サワークリーム レモン果汁 | クリームチーズ 生クリーム 砂糖 プレーンヨーグルト レモン果汁 ゼラチン | クリームチーズ グラニュー糖 卵 牛乳 薄力粉 コーンスターチ レモン果汁 |
作り方 | ・220℃のオーブンで45分焼く ・粗熱を取り冷蔵庫で4時間以上冷やす | ・180℃で30分湯煎焼き160℃に下げてさらに30分焼く ・余熱で1時間ゆっくり火を入れる ・粗熱を取り冷蔵庫で3時間以上冷やす | ・冷蔵庫で1時間以上冷やしかためる | ・150℃で60分湯煎焼きスイッチを切りそのまま20分おく ・粗熱を取り冷蔵庫で冷やす |
オーブン | 要 | 要 | 否 | 要 |
種類 | バスク チーズケーキ | ベイクド チーズケーキ | レアチーズケーキ | スフレ チーズケーキ |
---|---|---|---|---|
材料 | クリームチーズ、生クリーム、グラニュー糖、卵、薄力粉 | クリームチーズ、生クリーム、グラニュー糖、コーンスターチ、サワークリーム、レモン果汁 | クリームチーズ、生クリーム、砂糖、プレーンヨーグルト、レモン果汁、ゼラチン | クリームチーズ、グラニュー糖、卵、牛乳、薄力粉、コーンスターチ、レモン果汁 |
作り方 | ・220℃のオーブンで45分焼く ・粗熱を取り冷蔵庫で4時間以上冷やす | ・180℃で30分湯煎焼き160℃に下げてさらに30分焼く ・余熱で1時間ゆっくり火を入れる ・粗熱を取り冷蔵庫で3時間以上冷やす | ・冷蔵庫で1時間以上冷やしかためる | ・150℃で60分湯煎焼きスイッチを切りそのまま20分おく ・粗熱を取り冷蔵庫で冷やす |
オーブン | 要 | 要 | 否 | 要 |
各チーズケーキの共通点はメインの材料としてクリームチーズが使われていることです。
カレーにスパイスが必要不可欠なくらい、チーズケーキに欠かせないのがクリームチーズになります。スパイスが効いていないカレーを食べたら、カレーを食べた気になりませんよね?それくらいクリームチーズは重要な材料と言えるのです。
バスクチーズケーキは他のチーズケーキと材料と作り方が少し違うため、独特な食感を味わえます。
チーズケーキの種類と特徴
我々の身近にあるチーズケーキには、たくさん種類があります。
種類 | バスクチーズケーキ | ベイクドチーズケーキ | レアチーズケーキ | スフレチーズケーキ |
特徴 | 高温・短時間で焼く | ストレートにチーズを感じられる | 焼かない ゼラチンでかためる | メレンゲが命 |
味・食感 | とろとろ | しっとり | なめらか さっぱり | ふわふわ |
種類 | バスクチーズケーキ | ベイクドチーズケーキ | レアチーズケーキ | スフレチーズケーキ |
特徴 | 高温・短時間で焼く | ストレートにチーズを感じられる | 焼かない ゼラチンでかためる | メレンゲが命 |
味・食感 | とろとろ | しっとり | なめらか さっぱり | ふわふわ |
ポーランドが発祥と言われているチーズケーキは、今や日本でケーキの定番に挙げられるほど一般的になりました。チーズケーキにはショートケーキのようにスポンジ生地を使っていないため、チーズの味をダイレクトに感じられます。
また同じチーズケーキでも味と食感が異なるため、ワクワクしながら食べられるのがチーズケーキの良いところです。ここでは各チーズケーキの特徴を紹介していきます。
バスクチーズケーキの特徴
バスクチーズケーキはケーキの外側が焦げています。焦げている理由は、高温・短時間で焼き上げているからです。
ケーキに熱が均等に伝わっていないため、他のチーズケーキと比べて中心部分がトロッとしています。外側と内側で異なる食感を味わえるのがバスクチーズケーキです。
バスクチーズケーキはスペイン北部にあるバスク地方で誕生しました。 バスクチーズケーキが日本に来てまだ年数が浅いため、味わったことがない人が多いでしょう。
ベイクドチーズケーキの特徴
ベイクドチーズケーキは多くの人に知られているチーズケーキです。ケーキ屋のショーケースで一番目にするチーズケーキと言えるでしょう。
ベイクドチーズケーキは材料をすべて混ぜて型に入れて焼き上げるだけで完成するため、手間がかかりません。ベイクドチーズケーキは他のチーズケーキよりもクリームチーズの割合が多いため、ずっしり感があります。
ベイクドチーズケーキの起源はポーランドと言われています。またベイクドチーズケーキの1種としてニューヨークチーズケーキがあります。 ポーランドからの移民がアメリカのニューヨークに移り住んで作ったため、ニューヨークチーズケーキと呼ばれているのです。
レアチーズケーキの特徴
レアチーズケーキと他のチーズケーキの一番の違いはオーブンで焼かないことです。焼かないため焦げ目がなく苦味を感じません。クリームチーズや生クリームなどを混ぜた材料をゼラチンで冷やしかためます。
作り方が簡単であるため、お菓子作り初心者が着手しやすいチーズケーキです。材料にサワークリームやヨーグルトが使われるため、さっぱりとした味わいでなめらかな舌触りが感じられるチーズケーキです。
ケーキ自体が洋菓子のため、チーズケーキも海外で誕生したイメージがあるでしょう。先ほど紹介した通りベイクドチーズケーキはポーランドで生まれました。一方レアチーズケーキは日本で誕生したチーズケーキです。
フランス・中華・イタリア・スペイン・アメリカなど、さまざまな国の料理を取り入れて今日まで歩んできた日本の食文化が、レアチーズケーキを生み出したと言えます。「このケーキは日本で生まれたのか」と日本の食の歴史に触れながら食べることで、いつもと違うティータイムになるでしょう。
スフレチーズケーキの特徴
スフレチーズケーキは他のチーズケーキと違い卵白を泡立てたメレンゲを混ぜて作ります。フォークが押し返されるほど、ふわふわした食感が味わえるチーズケーキです。
メレンゲに空気が含まれているため、ふんわり柔らかい食感になるのです。スフレチーズケーキではメレンゲづくりが仕上がりに直結します。しっかりメレンゲをつくっているからこそ、スフレチーズケーキ特有のふわふわ感が生み出せるのです。
スフレはフランス語で『ふくらむ』という意味があります。見た目通りスフレチーズケーキにはふくらみがあります。しかしスフレチーズケーキは日本で生まれたチーズケーキなのです。 「もちもち」「カリカリ」など様々な食感を好む日本人にとって、「ふわふわ」のチーズケーキは新しい食感との出会いだったのかもしれません。
フロマージュって何?
フロマージュとはフランス語で『チーズ全般』を指します。日本ではスイーツによく『フロマージュ』という名前が使われていますね。
『フロマージュ』と名がついたケーキをチーズケーキだと解釈している人もいるでしょう。しかしフロマージュの意味を知ると『チーズケーキ』ではないことがわかります。「チーズを材料としてつくったスイーツ」という解釈が正しいでしょう。
好みに合ったチーズケーキの選び方
あなたはどういったチーズケーキが好きですか?本記事で紹介した通り、各チーズケーキは材料・作り方がそれぞれ違うため、味わいや食感が違います。
今食べたいと思うチーズケーキを見つけることは、少し手間がかかるでしょう。そこで自分の好みにあったチーズケーキが食べられるように選び方をお伝えします。今後のチーズケーキ選びの参考にしてみてください。
新しい味わいを求めているならバスクチーズケーキ
濃厚なとろとろ感が味わえるチーズスイーツを求めている人には、バスクチーズケーキがオススメです。
- 火を完全に通していないためレア感が残っている
- 他のチーズケーキにはない『とろとろ感』を味わえる
- 焦げの苦味がチーズケーキの甘さを際立たせている
中心に近づくにつれてレア感が増します。外側はベイクドチーズケーキのようにしっかりと焼かれているため、2つの食感が味わえるチーズケーキとも言えます。
フレーバーによってとろとろ感を感じにくいものがあるため、食べられるならプレーンのバスクチーズケーキを選んでください。 きっと今まで味わったことがない食感が待っているでしょう。
悩むのが嫌ならベイクドチーズケーキ
イメージ通りのチーズケーキを食べたい人にはベイクドチーズケーキがオススメです。
- チーズの濃厚さをストレートに味わえる
- しっとりしているため食べやすい
- チーズの味と香りのバランスがよい
ベイクドチーズケーキは最もポピュラーなチーズケーキのため、これまで多くの日本人が口にしてきました。そのため選んで食べても失敗がありません。味を冒険せずに思い描いた通りのチーズケーキが食べたいなら、ベイクドチーズケーキ1択です。
口の中をさっぱりさせるならレアチーズケーキ
味が軽くてあっさりした食べ物が好みな人にはレアチーズケーキがオススメです。
- レモンの爽やかな酸味を感じられる
- クリーミー感が強い
- 他のチーズケーキにはないさっぱり感がある
レモンとチーズの相性がよいため、ほとんどのレアチーズケーキにはレモン果汁が含まれています。そのため『レアチーズケーキ=酸味が効いている』というイメージなのです。
また材料をゼラチンで冷やしてかためているため、クリームチーズや生クリームのなめらかさをそのまま味わえるのです。濃い味の食事をした後のデザートにすれば、さっぱりとした状態で食事を終えられるでしょう。
ふわふわ食感が好きならスフレチーズケーキ
スポンジケーキのようなふわっふわ感を求めているならスフレチーズケーキがオススメです。
- 口の中で溶けてなくなる
- 軽い
- 食感が楽しい
メレンゲによってケーキに空気が含まれているため、包丁やフォークで切るとシュワシュワします。カステラや蒸しパンが好きな人はスフレチーズケーキも好きな可能性があります。 日本で生まれた『ふわふわチーズケーキ』を日本人なら一度は食べておきたいスイーツでしょう。
まとめ:同じチーズケーキでも味・香り・見た目・作り方が違う
本記事では以下のように各チーズケーキの特徴と違い、好みに合ったチーズケーキの選び方を紹介してきました。
- バスクチーズケーキ:高温短時間で焼き上げる
- ベイクドチーズケーキ:ケーキ屋のショーケースで一番目にする
- レアチーズケーキ:オーブンで焼かずゼラチンで冷やしかためる
- スフレチーズケーキ:メレンゲによってふわふわ食感になる
- とろとろ感を味わいたいならバスクチーズケーキ
- 悩むのが嫌ならベイクドチーズケーキ
- さっぱりしたいならレアチーズケーキ
- ふわふわ食感が好きならスフレチーズケーキ
同じチーズケーキでも材料・作り方が違うだけで味・香り・見た目が変わってきます。今やケーキ屋に足を運ばなくてもネット注文で美味しいチーズケーキが自宅に届く時代です。 複数のチーズケーキを食べ比べてみるもの楽しいでしょう。
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